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操体法 導軆力学研究所は島根県で唯一の操体専門施術院です

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 「2011.SOTAI Forum in MADRID」SOTAIフォーラム in マドリッド

2011年度 操体フォーラム in マドリッド

 「2011.SOTAI Forum in MADRID」が9月24日、25日の両日スペインの首都マドリッドにて行われました。昨年に続いてのマドリッド開催に昨年とは違う意味での緊張感を感じながら、会場でもある「ラファエルホテル」に入りました。場所的には昨年と違い、中心部に近いこともあり、ご近所にはピカソの”ゲルニカ”所蔵で有名な美術館「レイナ・ソフィア美術館」が徒歩で行ける距離にあったりと、観光には(笑)とても良い場所だと思いました。
 昨年同様今年もヨーロッパ各地から指導者クラスの参加者が多数集まり、操体のヨーロッパにおける注目度の高さを改めて感じました。スペイン各地は言うに及ばず、フランス、イギリス、イタリア等々聞いた事ある国から余り聞き馴染みの無い地域まで、普段田舎で生活している私にとっては、それだけでも大いなる刺激です。但し、今回のスペインで強く感じたのはギリシアのデフォルト騒ぎの影響でしょうが、昨年に比べ街の雰囲気が冷たく重くなったことでしょうか。それだけが唯一気掛かりではありました。
 
今回の訪欧の詳細(主にフォーラム以外)は私のブログにて公開しておりますので、是非、ご一読下さい。ここでは今回のフォーラムにおいての感じたことなどを報告していきたいと思います。
昨年見た顔の方が数多くいらっしゃっていて、異国の地で待ってくれている人達がいると言うのは何ともむず痒いと言いますか、ありがたい感じです。自己紹介は通訳との時差もあり、相変わらず慣れませんが、小っ恥ずかしさは日本とは違って新鮮な感じもします。さぁ!やるぞという気分になるから不思議です。
 
 今回昨年と大きく違ったのは、初回は来る人達も物珍しさ半分物見遊山的要素もあるのですが、2回目はその人なりの確信で来るわけですから、当然のことながら前回よりも質の高いものを要求される訳ですので、否が応でも緊張感がありました。今回は昨年より具体的に操体の基本的部分をレクチャーする二日間となりました。それが「身体運動の法則」「ひかがみの触診」「足趾の操法」です。

「般若身経」に関してはそもそも”自然立位”の際に利き手と反対側の足を出すことが、通訳ミスで利き手と同足側を出すというハプニングもあり、さすがヨーロッパ人は左利きが多いと感心していたのですが、そんなミステイクがありつつも、粛々と指導を行いました
 日本でもそうですが、側屈に関しては結構四苦八苦している姿が印象的でした。捻転しつつ側屈したり、前屈が入ったりと多種多様な側屈があちこちで見受けられました。彼等の多くが、普段の無理がたたっているのか、癖がかなり強い身体の使い方と、通訳に対して的確な言葉が伝わらず、修正するのに結構な時間がかかりました。
                   (ひかがみの触診)
「ひかがみの触診」に関しても、足首が硬くて正座が出来なかったりと、最初のポジションどりから大変な感じでした。このひかがみの触診に関しては「触診」という臨床家において基本的な部分が問われる部分であり、一般的に操体の臨床を始めるにあたって、最初に覚えるのがこの「ひかがみの触診」なのです。皆さん予想通り難しい様で、中々思った場所へピンポイントであたらない様で、やたら力任せで"グリグリ"やる人や、あたる力加減がよく理解出来ていない感じでした。
 ひかがみへのあたり方のコツの様なものをジェスチャーを交えながら、通訳の人を介しつつ、説明をしていきました。最後頃には何とか


形になりつつ、理解していたようでした。このひかがみの触診は日々数をやりながら、覚えていくものなので、後は経験だと思いました。因みにヨーロッパ系の方は、日本人に比べてひかがみの圧痛・硬結がかなり深い所にあり、日本人の方に行うのと同じ感覚で触診をすると、みつけられないのも発見でした。人種が違っても、ひかがみに圧痛・硬結があるのは事実でしたが、場所は違うのでこれは研究すると面白いかもしれません。

(足趾の操法)
 足趾の操法は昨年、非常に好評で、初日に昨年も来た方から最初に話しかけられたのも、今年も「足趾の操法」はやられるのですか?という質問でした。それ位、彼等にとっても足趾の操法は興

味津々な様で、三浦先生が話しをされている時にも、フライングして先にやっている人やら、無法地帯でした。面白かったのは、先生がこれをやったらNGだよ!という実例を畠山先生をモデルに行っている時に、かなり大袈裟にやっていらっしゃるのを見て、腹を抱えて大笑いしていた人々が、同じことをやっているのには思わず苦笑してしまいました。
 国は変わってもやる人はやるんだなと、何だか妙な親近感は覚えました。未だ細かいことなど色々とあるのですが、全般的に感じたのは「学ぶ」という姿勢は日本人よりも非常に貪欲だということ、何か質問は?と聞くと、日本だとそんなに活発に質問が飛び交うことは無いのですが、ことヨーロッパに関しては止めないとキリが無い位に質問が出ることです。それだけ、年に一度しか出会えない本物に対して逃さないぞ!という気迫の様なものすら感じます。そういう面では本物の学びに関しての”飢餓感”の様なものを感じました。今、ヨーロッパではいわゆる”操体もどき”で受講生を募る、小野田先生曰く、”海賊”が出没し、引っかき回しているのだそうです。そういう人々に限って、我々が来るようなときには姿を現さず、暗躍しているようです。それを考えると、正統な操体がヨーロッパに根付くために、我々が行うべき事は非常に重大だと感じました。
 後、学び方に関してはいわゆる日本の徒弟制度的要素は余り無く、畠山先生が日本の弟子と師匠の例え話で「師匠がカラスが白いって言ったらカラスは白なんだ」それが、弟子と師匠の関係だと言われると、会場が大爆笑になる位ですので、伝える側としては今後、どの様な伝方をしなきゃいけないかというヒントになった様な気もしました。

 又、来年もヨーロッパでのフォーラムが開催されると思うのですが、今回の反省を踏まえ、「想念」部分のテキスト化や名称の呼び方の統一規格など、来年までには完成させ、正しき操体の道を作っていければと思いました。
来年も又、あの顔ぶれに会えるかと思うと、楽しみです。スペイン語は数が4までは数えられる様になりましたが、それ以外は全滅なので、何とか英語混じりでコミュニケーションがとれる様にしていきたいと思う今日この頃です・・・



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